貝社員とアッサリ挑戦!海の謎解き大作戦
異変②
キミは誰⁉謎の新入社員の謎

〇✕商事でも最近みかける、みたことのない社員の姿…。これまでいなかった生き物たちがとつぜんやってくるこの現象は一体ナニ⁉


情報1:みたことのない生き物の出現

チチュウカイミドリガニ、シャンハイモクズガニ……最近、日本の海にはこれまで聞いたことのない海外っぽい名前の生き物が増えている。もともと日本にすんでいた生き物たちとも仲良くできるのだろうか…?

手がかり2:かれらの目的はこの海の侵略(しんりゃく)⁉

外からやってきた生き物たちがもともと住んでいた生き物たちの食べもの(えさ)をうばってしまっているとの報告があった!このままではすべての食べものをうばわれてしまうかもしれない…!

手がかり3:やってくる方法は「船」⁉

しかし、かれらは一体遠い海の向こうの国からどうやって日本までやってきたのだろう…?自分たちで泳いでくることはできないはずだ…!

謎を解き明かしたものだけが
知ることのできる真相…。
この異変はこうして起こっていたのだ!

真相: 海の外来種(がいらいしゅ)

日本でこれまでみたことのない外国の生き物たちのことを「外来種(がいらいしゅ)」と言います。反対に、これまでずっと日本で暮らしてきた生き物たちのことを「在来種(ざいらいしゅ)」とよびます。かれらは一体どうやって日本までやってきたのでしょう?

かれらは、私たち人間の生活によって海外から日本に持ちこまれました。たとえば、日本にやってくる貿易船が船のバランスを保つために積んでくる海水(バラスト水)の中に、海外の生き物のたまごや小さなプランクトンがふくまれていたり、人間が食べるために生きたまま持ちこまれた生き物たちがまちがって海に放流されてしまったり…といったことで日本にやってきて、そのまますみ着いてしまうのです。私たちの日常生活でも、つった魚を別の川にかえしたりすることでその場所の生態系を変えてしまうことがあるんですよ…!

たとえば北米のカナダからやってきた「ホンビノスガイ」のように在来種のアサリやハマグリとは別の場所にすんで私たちの食卓(しょくたく)を豊かにしてくれる生き物もいますから、すべての外来種がワルモノなわけではありませんが、かれらが地元の生態系にどのような影響(えいきょう)をおよぼすかは今後も注意深く観察していく必要があります。
出典:環境省ホームページ

まだこの謎の真相にはたどり着いていないようだ…。

謎を解き明かして真相を解明しよう!

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